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「仕分け事業」へのパブリックコメント

文化関係1、2に関する意見です。

演出家・劇作家 夏井孝裕 東京都在住・37歳・男

我が国の芸術文化政策は、平成13年12月7日に成立した文化芸術振興基本法に則って進められなくてはなりません。
文化芸術振興基本法の前文にはこう書かれています。

  • --------引用はじめ------

文化芸術を創造し、享受し、文化的な環境の中で生きる喜びを見出すことは、人々の変わらない願いである。また、文化芸術は、人々の創造性をはぐくみ、その表現力を高めるとともに、人々の心のつながりや相互に理解し尊重し合う土壌を提供し、多様性を受け入れることができる心豊かな社会を形成するものであり、世界の平和に寄与するものである。更に、文化芸術は、それ自体が固有の意義と価値を有するとともに、それぞれの国やそれぞれの時代における国民共通のよりどころとして重要な意味を持ち、国際化が進展する中にあって、自己認識の基点となり、文化的な伝統を尊重する心を育てるものである。

我々は、このような文化芸術の役割が今後においても変わることなく、心豊かな活力ある社会の形成にとって極めて重要な意義を持ち続けると確信する。

しかるに、現状をみるに、経済的な豊かさの中にありながら、文化芸術がその役割を果たすことができるような基盤の整備及び環境の形成は十分な状態にあるとはいえない。二十一世紀を迎えた今、これまで培われてきた伝統的な文化芸術を継承し、発展させるとともに、独創性のある新たな文化芸術の創造を促進することは、我々に課された緊要な課題となっている。

このような事態に対処して、我が国の文化芸術の振興を図るためには、文化芸術活動を行う者の自主性を尊重することを旨としつつ、文化芸術を国民の身近なものとし、それを尊重し大切にするよう包括的に施策を推進していくことが不可欠である。

  • ---------引用終わり------

芸術の現場に大きなダメージを与える現状の乱暴な事業仕分けは、この現行法に完全に逆行します。法律も現場も知らない者の発想であり、国民の幸福を将来に渡って大きく損なう政策です。

芸術文化予算は、現状維持に留まらず大幅に増額されなければなりません。「基盤の整備及び環境の形成は十分な状態にあるとはいえない」という状態での削減は間違っています。むしろ文化庁を文化省に昇格させて本格的な芸術文化支援策の拡充を図るべきです。

また、現内閣参与である平田オリザ氏は『芸術立国論』の著者です。仕分け事業案について平田氏のような専門家の意見を参考にすることは芸術文化政策を考えるにあたって必須といえるでしょう。

夏井孝裕

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夏井 - 2009/11/17 (火) 07:22 Edit

あ、メールの件名に事業番号と事業名を書かなくては行けないんですね。再送しないと。

ええと、「事業番号4 文化関係1-独立行政法人日本芸術文化振興会」
「事業番号5 文化関係2-芸術家の国際交流等(芸術家の国際交流、伝統文化こども教室事業、学校への芸術家派遣、コミュニケーション教育拠点形成事業)

ということですね。